暑すぎる日でも着物が着たい!そんなときのアイディアいろいろ


暑すぎて着物を着られない?


7月に入ったばかりだというのに、気温が上がる一方です。

下手したら体温越えだったりして、着物ででかけたいけれど、天気予報の予想気温を見てひるんでいる方も多いのではないでしょうか。
(なにを隠そう、私もそうです)

先日の記録更新の猛暑日、ぶくぶく茶のお稽古と体験会があり、沖縄の琉装(ウチンシー)風に着物を着たのですが、帯なしの琉装でさえ外を歩いていると倒れそうなほどでした。

ちなみに、ウシンチー(紐の中に押し込める=ウシン、着方(チー)風で着物を着るとは、こんな感じです。

この着方も暑い日のひとつのアイディアですが、やっぱり暑くても着物を着たいときにどうしたら少しでも涼しいか(涼しげではなく(笑))、私の経験から少しあげてみようと思います。

暑い日に着物を着たいときの5つのアイディア

1.肌に張り付かない薄手の素材を選ぶ

できる限り、肌に張り付かない素材がやっぱり涼しいです。麻やサッカー地風の綿などが個人的にはおすすめです。薄手の絹もありですが、汗をかくと後が大変なので、自分で洗える素材がやっぱり気楽だと思います。
とにかく身体に密着しないような素材を厳選しましょう。

2.吸水性の高いインナーを着る

どうしても重ねているところは汗がたまるので、吸汗性の高いインナーを着ることで少しでも汗を吸収してもらいましょう。
特にウェスト回りや帯の下は、補正でなくてもタオルを巻いて汗を吸わてしまう、などの対策をしたほうがべたべたせずに快適だと思います。

また、着物専用でなくても、例えばアウトドア用の吸水性や渇きのよい素材のものなども使えます。

3.できる限り省略型の着方を考える

先ほどご紹介したウシンチー風の着方、一重の帯などで少しでも重ねる布を減らしましょう。
肌着と襦袢を重ねている人は、一枚で済むような機能的な襦袢などにすると、一枚分涼しくできると思います。
やはりそういう意味では、夏の着物としては浴衣が一番涼しいのかもしれませんね。

あとは、腰ひもを減らすことも意外と効果があります。
また、伊達締めを薄い素材のものにするとか、コーリンベルトに変えるなどもいいですね。

4.足元は下駄+素足

パナマ草履や麻の足袋も素敵ですが、涼しさだけで考えるなら断然下駄+素足です。
ペディキュアなどで遊ぶと、また違った楽しみがあります。

5.とにかく日差しを遮る

直射日光を避けるだけで効果は絶大です。

香港に住んでいた時、夏のハイキングなどでは傘をさすことが普通で、最初見たとき衝撃でした。でもやってみると、これは非常に効果的で涼しさは格段に違いました。
アウトドアでなくてもできる限り日差しを避けることは、疲労感をためないためにも有効です。

特に、頭部は体温調節に影響するそうですので、ぜひ日傘を活用することをお勧めします。
最近は日傘男子など普通になってきましたし、着物にあう、例えばアンティークっぽいデザインのものを探してみてはどうでしょうか。

あとは、できるだけ移動の際に地下街や通路を使うのもいいと思います。

これを書いた人★

洋服で飲みに行くと「あれ着物じゃないの?」といわれてしまう普段着物研究家。
沖縄独特の茶道「琉球茶道ぶくぶく茶」 の東京分室主催。
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